5月1日はすずらんの日 プルミエ・ミュゲ

5月1日はすずらんの日

フランスでは5月1日はプルミエ・ミュゲと呼ばれ、日頃お世話になっている方へ感謝の気持ちを込めてミュゲ(スズラン)を贈る文化があります。

この日はメーデーなのでフランスではどこのお店も閉まっていますが、そんな中、街のあちこちですずらんを売る人びとの姿が見られます。この日だけは誰でも自由にすずらんを売ることが許されています。

5月1日の実際の街の様子↓

 

16世紀のフランス国王シャルル9世が10歳のころ、母カトリーヌがすずらんを「幸福を運ぶ花」としてシャルル9世にプレゼントしました。感激したシャルル9世は「この喜びを宮廷の女性にも分けてあげよう」と、毎年5月1日に宮廷にいる女性へ鈴蘭を贈ることにしました。そこから徐々に宮廷だけでなく一般の人の間にもその文化が広がっていったそうです。

日本ではまだあまり知られていませんが、幸福をおすそ分けするためにすずらんを贈る習慣があるなんてとても素敵ですよね。

すずらんの花言葉には「純粋」「謙虚」「再び幸せが訪れる」があります。新たなスタートを切った人へのエールや、困難を乗り越えてほしいという思いを込めて贈るのにもピッタリです。

鉢植えのすずらんは毎年5〜6月ごろお花を楽しむことができるのでガーデニングが好きな方には鉢植えがおすすめです。気軽に楽しむのであればミニサイズのブーケとしてプレゼントするのも素敵です。片手に収まるくらいのコンパクトなサイズなので花瓶がなくても小さなコップにちょこんと飾れます。

ぜひ今年の5月1日は大切な方へすずらんの花を贈ってみてはいかがでしょうか?

 

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